雑誌の楽しみを見直す

10日近く入院してしまいました。

長期の睡眠不足が重り過労が原因となって身体の抵抗力が下がっていたらしく、そこにウイルスがさくっと私の体を蝕んだようです。3日以上も熱が39度から下がらず、このままだと子孫が残せない体になってしまう(!)と思い、病院に立ち寄ったら「ここじゃ治せない。すぐ大学病院を紹介するから」と言われて、そのまま搬送→収監(入院)となりました。

入院の間10日間近くも屋内にひっこみっぱなしだったのですが、入院期間の中盤からは体調もかなり良くなり、院内探検などをしていました。すると院内にあるんですね、ローソンが。最近の病院は便利です。おかげで、病院食を食べさせられているのにもかかわらず、買い食いをしまくっていましたが・・・。

で、やはり入院生活というのは本当にやることがない。そこで、病院内にあるローソン(一応24時間営業)の雑誌新聞を片っ端から購入することに決めました。全読破してやろうということです。

そうと決めたら、すぐに1日10冊程度の雑誌を買い込み、しかも、できるだけこれまでふれたことのない雑誌をどんどん購入していきました。女性誌や料理雑誌、僕にはコンセプトがあまりよくわからないライフスタイル雑誌から、教育、子育て、時計、服、中年専門ライフスタイル誌、ギャンブル誌、アダルト誌なんでも御座れでした。

これらを乱読するわけです。すると、インターネットサーフィン(←今この言葉使うのでしょうか?)というか、ネットブラウジングやRSSリーダーに飛び込んでくる情報よりもずっと楽しいわけです。知的好奇心を振るわす・・・というかなんというか。要は「深いなあ」と思うわけです。

雑誌の素晴らしいところは、欲しい情報以外の雑多な情報も自然目に飛び込んでくるように作られていることでしょうか。それと、やはり情報の深度が素人発信のネットとは違う。やっぱりプロのお仕事なんですよね。プロの仕事だから深い訳です。「深イイ」のです。

世の中では「雑誌離れ」が随分進んでしまっており、もう役目が終わりつつあるメディアであるとも言われています。2007年の販売額は業界全体で十年連続の前年割れ。出荷した三冊のうち一冊は出版社に返本されているそうです。

それでも雑誌、今更ながらじっくり見直してみると凄くいいですよ。情報雑誌等では即時性に勝るインターネットに軍配が上がりますが、1つのテーマをプロがしっかり深掘りしてレポートしてくれる。これは雑誌ならではの楽しさですよね。その中には、雑誌を手に取る前には予想もしなかった知識がちりばめられており、我々のようなPRマンは、再度、雑誌の強みというものを考えなおして、勉強し直すべきではないのかな・・・と強く思ってしまった次第であります。




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人材の採用方針

よく晴れた休日。
外に出て遠出でもすればいいのですが、結局室内でボクシング三昧でした。
それはそれで楽しいから問題ないのですが、しばらく怪我で練習をしなかったせいか、すっかりスタミナが減っていることを察知。毎日走り込みでもしないとだめだな。。。って、きちんと続いた試しがありません(笑)。
ところで最近はよく就業希望の方からご連絡を頂きます。新卒中途に関わらず、気づけば何件もエントリーが入ってくる。ちなみにウチの採用方針(の理想)は簡単。既存社員のトップと同等もしくはそれ以上の能力がありそうな人は雇う。平均値以下の人間は雇わない。それだけ。
こんな方針だから、面接だけで人材を選抜することは難しいです。まずはしばらく一緒に働いてみて、それで能力をドライに判断させていただくのがいい。だから新卒の人はまず不利なはず。中途は中途で使えない人はすぐ切ります。
厳しいようだけどこんなの当たり前だと思う。
こっちは命かけて仕事していますから。
ちなみに、内面だけが強い人もだめです。
結構この商売、外見も大事ですから。。。
でも最近は「ぬるい」就業希望者が多いので困ります。
素直に公務員にでもなればいいのにね。あっちの水はぬるいよきっと。
そうそう、話題が散逸しまくりですが、中国語のサイト作っときました。
歓迎光臨 ←(適当にかいてみました)
http://www.mbc-pr.com/chinese/

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友人の転勤

公私ともにお世話になっている友人が転勤をします。
赴任先は国内ではありますが、やはりそう簡単にあえる距離の先ではありません。
この友人に限って転勤はないだろうと思っていたので、まさに晴天の霹靂です。人生における3つの坂、上り坂、下り坂の次に数えられる「まさか」ってやつですね。
ところで僕は企業経営者であって、ある意味、自分で働きたい場所を自分選ぶことができます。唯一僕が見知らぬ土地に転勤(?)する場合は、事業戦略上、東京以外の土地をアタックしなければならなくなったときでしょう。おそらくその可能性は限りなく低いですが。しかし、大きな企業に勤める人は事情がそうもいかない。人生の自由の幅が経営者よりは幾ばくか小さくなります。
仕事に関しては超ドライな考えを持っている僕は「ビジネスマンに転勤など当たり前」と普段は答えていたでしょう。だけれども、友人という特に身近な人がそういった状況になると、やはり別の感情が芽生えてきますね。できればこちらに残って欲しいと。
世の中には転勤命令が転職や独立のきっかけになる人もいます。また、「意味のある転勤」ならば、きちんと勤めを果たすことがビジネスマンの使命でもあるでしょう。最終的には友人本人の人生。自分できちんと答えを出すのでしょう。
いずれにせよ、悔いのない選択をして欲しいです。

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広告とは待ち伏せなり

すっかり様変わりをした月刊アスキーを買いました。
その昔はコンピュータ雑誌として、僕もかなり長い間購読を続けていましたが、今ではすっかりIT系ビジネス雑誌になりましたね。それは僕と同世代くらいの「PC黎明期」において、ひたすらコンピュータに興味と愛情を注いだ読者層が「大人」になってしまったからなのでしょうか。付け加えて言うならば、新たに毎年生まれてくるべきだった新規の読者層(若者)からの支持を得られなかったのでしょう。顧客レピュテーションが高い商品にありがちな、「顧客と共にブランドが歳をとってしまう」ということなのではないか、と僕は勝手に予想をしているのです。
ちなみに僕が小学生~高校生あたりまで、これまた大好きで購入していたコンピュータ雑誌・・・というよりコンピュータゲーム雑誌の「Login」も、知らないうちに廃刊となっておりました。まあ、途中からエロゲームばかりを取り扱うようになってしまい、それほどアキバ系には興味もなく、2次元の女性にはからっきし食指が動かない(動くわけないしなあ。。)僕としては、自然、この雑誌からも離れてしまいました。
しかし当時は「コンピュータ雑誌であって、笑いをどれだけ取ることができるかに情熱を注いでいる編集者達」が面白くて、面白くて。。。はっきり言って、笑うために買っていた雑誌でしたね。実際、僕は最強の飽き性なので、ゲームとかはあんまりやり続けることができない質なんで。。。
さて、話は戻ってその月刊アスキーですが、今月号の特集は「明日の広告 消費者の行動を把握してテレビ、街頭、ブログで待ち伏せる」というものでした。PRについての多くの記述はありませんでしたが、今の広告広報業界の基礎的なコミュニケーションストラクチャーの解説があったので、基礎勉強のつもりで購入しました。知っている事例も多かったですが、小さな発見もそれなりに多かったですが、後半はペイドパブリシティ丸見えでしたね。もう少しうまく企画の中に取り込ませた方が、読者は「提灯」に気づかないんじゃないかな。。と思いました。僕だったら原稿に待ったをかけますね。
さて、今日は蒸し暑くて困りますね。夏が近いのが嬉しいという感覚が段々なくなってきてしまった「中年バリバリ」の僕は、冷たいうどんでも食べてクライアントの「待ち伏せ」支援に精を出します。

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Mac使いになりたい

お仕事の必要性上、Macを個人的に導入しました。
今はBootCampを利用して、WindowsとMaxOSの両建てで動かしています。
Macにはまだそれほど慣れていないので、不都合が多い反面、新しいアイテムをいじくる楽しさには満ちあふれていますね。Macは非常に美しいデザインのコンピュータなので、なんだか幸福感いっぱいです。

楽しみながらお仕事しております。

きましたねえ、NHK。

本日はまたもやゴールデンのバラエティ番組がらみで、あるお笑い芸人さんをつれてクライアントの元へ。密着系取材が入っているので、何をやってもハンディカメラが回っているため、ちょっとクライアントさんもぎこちなさ(?)がでているきがしました。このところゴールデン番組のアテンドが多いのは、やはり日頃の地道なPR活動からの連鎖反応であるのが嬉しい。
それはさておき、密着取材が入っている間、僕自身はちょっと手持ちぶさたになってしまったので、クライアントにお断りをした上でご飯を食べにファミレスへ。最近はファミレス業界も業績が厳しいという話はよく耳にしているが、それでもお昼時のファミレスの混雑といったら大変なものでした。お客様をみてみると、この時間帯のほとんどが「近所の奥さん連合」でしたね。ちょっと時間つぶし感があった僕は、自らのスーツ姿がちょこっと浮いているのを気にしてしまいました。まあそれもその後に営業マンらしき集団が入ってくるまでのことでしたが。
ところで、僕は著書でNHKと民間放送局のビジネスモデルの違いから、PR活動そのものも随分と違いが出てきますよ、相手にあわせてやり方を変えないといけませんよ。。。書いたりしているのですが、そのNHKが(以前よりやりますよ、やりますよと宣言していた)ネットでの過去番組配信についに踏み切ります。
■NHKの過去番組配信、月額1500円で情報番組中心に
5月19日、東京の明治記念館で開催された特定非営利活動法人ブロードバンド・アソシエーション主催「第9回ブロードバンド特別講演会 どうなる?通信・放送融合時代の映像配信~本格化するIPTVサービス~」において、12月からの開始が予定されている日本放送協会(NHK)のコンテンツブロードバンド配信サービス「NHKアーカイブス・オンデマンド」に関する詳細が説明された。
 登壇したNHKアーカイブス・オンデマンド推進室長の木田実氏は「受信料を使わず、すべてサービス利用料金でまかなうことになる」と新サービスのビジネスモデルを説明。権利処理にかかわる費用が放送用とは別に発生すること、古い番組の配信のために人海戦術で権利処理作業にあたっていることなどに触れ、「当面は赤字の苦しい事業になる」と厳しい見通しを示した。 
 サービス開始時のコンテンツは1000本程度となる見通しで、9月にも正式にラインアップを発表する計画。地上波放送を見逃した視聴者向けにコンテンツを配信する「見逃しサービス」についてはニュース、情報番組系が中心となると見込みで、ドラマなどの配信は未定。また、料金体系は番組ごとの課金ではなくパッケージ販売が主力になる予定で、金額は「正式には決まっていないが、月額1500円程度を見込んでいる」(木田氏)とした。

(出典:CnetJapan
楽天、ライブドア・・・放送局が所有している過去の番組ライブラリーに涎を垂らして民間放送局に近寄ってきた進行企業はこれまで多数ありました。そしてそういった山師達は見事に敗れ去っていった訳なんですが、彼らの理論は常に「ITと放送(通信)の融合」でした。具体的なことはさておき、大まかに話せば「ネットで過去のテレビ番組をオンエアして流せば金になるでしょ?何でやらないの、放送局さん。僕たちに任せてくださいよ」ということでした。
ところが事態はそううまくいきませんでした。それぞれが「新興企業からの申し出なんか屁とも思っていない超一流企業」である民間放送局は、そういった要求をことごとくはねとばしました。そんな大企業の態度を、財務諸表に滲み出る、実態のない簿価だけの「薄っぺらい企業価値」を振りかざして大騒ぎを始めました。具体的には放送局株の買い占めですね。このくだりは既に誰もが知っていることでしょう。おかげで(?)ホリエモンちゃんは見事犯罪者として貶められつつあります。
そんなことよりも、そういった新興企業に対する放送局の答えが僕はずっと気になっていました。「そんな過去の放送なんてネットで流しても金にならないよ」というのが放送局側のメッセージです。これはもちろん本音ではなくて、本音は「こんなに儲かる過去の番組の権利を他人に譲ってたまるか」というものでしょう。そりゃそうですよね、ネットなんかで薄っぺらく過去番組をうっぱらっちゃうよりも、DVDで高額販売したり、過去の作品をリメイクしてもう一度現代のマーケティングに乗っけた方が、上がりが大きい。しかも、別にネットの配信システムなんて、中途半端なポータルサイトをかませなくても、十分なアクセスを稼げる放送局の本体サイト発にしたってできますからね。たいした技術じゃないし。Youtubeみたいなコンテンツ流出の可能性もあるわけですし。何よりも広告主の金で作った番組を、意味のわからない新興会社に売っぱらっちゃうなんて、簡単にできるわけ無いでしょ。ライツの整理だけで面倒くさい。こんなことは小学生でもわかりますねえ。
で、NHK。
NHKは過去の番組を「ソフトコンテンツ資産」と考えて、絶対に全面開放したがらない民間放送局とは根本的なビジネスモデルが異なるからこそ、そして、民間企業の3倍以上はある企業体力があってこそ、今回の自社配信サービスを実行に移しちゃったんでしょうか。NHKは広告主の目を気にする必要はありませんからね。でも、一方で国民の目を気にしなければならない。元々公共放送ということで、埼玉県川口市に過去の放送内容(ソフトコンテンツ)を国民誰もが閲覧できるライブラリーを持っていたNHKなだけに、あとは採算ベースに乗る時期が遅くとも、広告主のプレッシャーなしにソフトコンテンツの公開ができます。たとえ赤字でも「国民のため、公共放送の義務」という言葉の元にね。
まあ、まだたった1000番組位からのスタートらしいですが、もうちょっと視聴可能番組数が増えてきたのならば、月額1500円くらいだったらいいですよね。
とまあそんなことをスパゲッティを食べながら考えていました。
しかし。。。ファミレスのスパゲッティは捨てたもんじゃないですね。
というより今時「スパゲッティ」なんて言わないでしょうか?
「パスタ」といわないと怒られるのでしょうか。
デザートは「スイーツ」と言わないと軽蔑されるのでしょうか?
いやはや。。。この間JRのローカル線を「鈍行」といったら
知り合いの小娘に笑われましたからね。
つまらないことを気にするお年頃になってしまいました。

ワンセグの独自放送が始まっていた

2008年4月からワンセグの独自放送が開始されていました。漠然と「春あたりからだったな」と思っていたんですが、毎日仕事にかけずり回っていたらいつの間にか5月になっちゃっていましたね。こういう大切なことはもっとマメにチェックをしておかなければいけませんね。反省です。
まあ、基本的には法律改正によって、通常のテレビ番組とは別個のソフトコンテンツ放送が可能になったということなんですが、この中から人気番組なんかが生まれてくれば、携帯コンテンツと連動した新たな広告・PR媒体になってくれるでしょう。我々にできることといえば、まず、すくすくと番組の質・量共に育ってもらうのを待つのみですね。なんと気づけばワンセグ対応携帯は2500万台のユーザーを抱えているそうだ。
ワンセグケータイ出荷台数グラフ (日経BP IT Pro
日本テレビプレスリリース いつでも!どこでも!巨人戦 「ワンセグ・プレミアムナイター」
 プロ野球のファン拡大を目指す日本テレビは今月7日から巨人戦のナイター10試合程度で試験的にワンセグのみ最大で午後9時54分まで延長。さらに一般の地上波でCM放送中、ワンセグでは試合のダイジェストやスタンドのようすなどを伝える。いずれも関東限定の独自放送だが、CMなしの大胆な試みだ。
 久保伸太郎社長は「法律上可能となったので積極的に挑んでいきたい。その手がかりとしてナイターを選んだ」と語る。
 総務省の調査研究会で「災害情報やニュースのダイジェストなどワンセグ放送の独自サービスのニーズが高まっている」という最終報告書がまとめられたのは平成18年10月。今年4月1日に改正放送法が施行され、独自放送が可能になった。
 テレビ局が独自番組を作る上でネックになるのは採算性だ。今のところ日テレ以外に目立った動きは出ていない。ある民放幹部は「コストパフォーマンスを考えざるをえない。(現段階では)もうからないと思う」という。ただ、ワンセグ対応携帯電話の稼働台数はこの2年で約2000万台に達し、「有望なメディア」(別の民放幹部)であることに間違いない。

(出展:MSN産経ニュース
ワンセグのデータ放送に広告を配置する試みも
 一方,テレビ番組ではなくデータ放送に着目すると,ワンセグで収益を上げるモデルとして,データ放送コンテンツに広告を置くことが考えられる。現在のワンセグはデータ放送部分にバナー広告を張れないルールがあるが,今後ケータイ向けのWebサイトと同様にバナー広告の掲載が可能になると,ターゲット広告といったネット広告モデルができ,販売促進につながる広告が期待できる。
 そこで,在京民放キー局と電通,博報堂DYメディアパートナーズは共同で,ワンセグデータ放送での広告表示実験を3月から開始した。この実験は,大きさが統一されたバナー広告を民放キー局各社のワンセグデータ放送で表示するというものである。現状ではバナー広告として表示される参加企業のサイトへのリンクは行われていない。しかし,今までワンセグのデータ放送領域に広告が掲載されなかったことを考えると,この実験はデータ放送活用の大きな一歩かもしれない。

(出展:日経BP ITPro
ところでワンセグの使い方なんだけど、「暇つぶしメディア」であるケータイならではの場所でしか僕自身はやっぱり視聴機会がないですね。電車の中や、車での移動時間(社内モニターにセット)、喫茶店などでの待ち時間や、ベッドのなかでまどろんでいるとき・・・等々。使い方はやっぱりケータイだなあ。。と納得するシチュエーションばかりです。
オリジナルコンテンツを作れるようになったら、そういった暇つぶし中の視聴者に対して、いかに響くコンテンツを作ることができるかに正否がかかってきそう。自然、地上波や衛星放送の電波媒体とは異なったソフトになるのは当たり前なので、PR活動の内容も、それなりに変化があるのかもしれません(例えば、携帯電話での通販にクロージングをセットアップして、間にケータイ検索エンジンをかます形で露出を図るのか。。。はたまた、営業PR枠をストレートに買ってしまって、広告として連動させていく方が、実はクライアントさんの売り上げが上がるのか。。。すべてが未知数ではあります。
実は今、僕自身ケータイを買い換えようかなと思っている最中でした。このところずっと、ワンセグケータイを買っていたんですが、PCや他のデジタルがジェットでワンセグがみれるので、ワンセグ機能がついていない、薄くて使いやすい(そしてなによりもデザインが美しい!ものがいいな)ケータイを買いたいという欲求に駆られています。なによりも、ケータイでワンセグをみてしまうと充電地残量が気になって気になって仕方がない(※電池が切れると仕事ができなくなっちゃう!)という、根本的お悩みがあるわけです。
ひょっとして僕みたいに考えている人も他にいるかもしれないと考えると、ケータイで使用するシーンだけを念頭にワンセグ番組を作ると、ケータイ以外のデジタルガジェットでワンセグ放送を見ている一部のユーザーには適さないソフトができちゃう!?なんてこともあるでしょうかね。
でもそこはターゲティングの問題で、そういった少数ユーザーは切り離しちゃった番組を作ればよいんでしょうけど。結局は広告主の商品が流通しやすくなる番組作りに落ち着いていくことは明らかだろうから、時間がたてば諸処データが集まってきて、ワンセグならではのコンテンツができあがるんでしょうね。
それまではワンセグPRの方程式について、じっくり研究させてもらうといたします・・・(まあ、コンテンツ制作者が地上波と同じ、もしくは、地上波の制作に「あぶれた」人々から開始しているので、弊社PRのヒューマンネットワークはそのまま生かせることができるのでしょうが。その点だけが安心です)。
さ、今日は台風。
僕は朝5時の電車にのって6時に出勤しているのですが、
もっとも雨足が強い時間帯に当たっちゃいました。
おかげで早朝からびっしょびしょです。
3足千円の靴下も、びっしょびしょです。

街頭インタビューと名刺

弊社クライアントに某ゴールデン番組より連絡があって取材が決定。これまで積み重ねてきた実績があちこちで花開いている状況なので、僕としてもすごく嬉しい限りです。この調子でどんどん稀少な案件を獲得していければと思うのです。
とはいえ、テレビメディアはコンスタントに取材獲得をするのが難しい媒体なので、平行・恒常的な活動として、紙媒体へのPR活動も手を抜かないように、もう一度兜の緒を絞めなければなりません。この間某夕刊紙への連載をこの会社社長様にはとってきたばかりなのですが、既に次の手を打ち始めるよう、スタッフには指示をいたしました。
うまくいっているとき程、いつか訪れるだろう「不調」の時のために、様々な種まきや投資をしておかねばなりません。PRも全く同じですね。特にウチのようなテレビPRをメインの主戦場とする企業は、種まきの種まきのそのまた種まきくらいまでさかのぼって準備をしておく必要が常にあります。
どんな種まきかはもちろんブログでは明かせません。
大変おもしろい話になるので残念ですが(汗)
ところで、銀座の中央通りを歩くと必ずといってよい程(ま、これは言い過ぎか…)、どこかの局が歩行者をとっつかまえてインタビューをしています。そんな光景に出くわすと、いつも僕は「どこの局かな?何の番組だろう?」と思い、ロケスタッフの機材シールや腕章、マイクなどを自然とチェックしてしまいます。
そうやってじいっとロケ隊をみていると、時々僕自身がインタビュアーに捕まっちゃうことがあるんですが、そういうときは番組意図やディレクターさんが(おそらく考えるであろう)取材意図にできるだけ添えるような形でインタビューに答えてあげるようにしています。どのディレクターさんも、「これは使いたい!」というコメントを引き出すのに、結構な苦労をしているのは共通しているでしょうから。。。ね。元ディレクターの僕は、そういうところに妙に敏感になってしまいます。
ただいつもインタビュー最後に「名刺ください!(後でうちの媒体担当がおじゃましますので・・・笑)」といってみるのですが、やっぱり応じてくれるロケ隊は多くはないですね。半々といったところでしょうか。「今名刺もってなくて」でごまかされることもあります。まあ、今やっているロケそのものが忙しいというのもあるし、やっぱりこのご時世ですから、道ばたであったばかりの人に名刺を渡すことに不安を持つ制作もいますよね(笑)。
でもインタビューに答えた人くらいには名刺くらい渡した方が、一般常識的にはいいですよね。そういうことに気を遣っている良識派の制作マンも、一方でもちろんちゃんと存在しているわけで。。。
でも全員がちゃんと名刺をくれるようなキチンとした業界ならば、僕はそこを逆について毎日銀座と新橋を歩き回って「名刺集め」しちゃいますけどね。地道なPR活動の一環として(笑)。
すぐに業界で有名なブラックリストさんになっちゃうんだろうなあ(笑)

電話番号テロップ

某クライアントの番組オンエアにおいて、電話番号のテロップ出しがOKになった。
近年はテレビ番組が取材先の電話番号を番組内で紹介することは大変に珍しく、基本的には電話番号やURLは紹介不可能ということが定説になっています。
しかし、とある方法(これはちょっと企業秘密)を使ったり、大変に良好な関係を放送局と保っていたりすると、時々ではあるがこういった通常はできない部分のPRができたりすることもあります。100%のケースに適用できることではありませんが、電話番号がテレビで紹介されるのとされないのには大きな違いがあります。電話番号が紹介されれば、1件でも多く視聴者からの反響がクライアントに届けられますからね。
ちなみにテレビ局がこうやって電話番号を紹介したがらないのには訳があります。一番の理由は、テレビという媒体の影響力があまりにも強いため、電話番号を紹介してしまうと「おっちょこちょいの視聴者」から、間違い電話がガンガンかかってきてしまう可能性が大きいわけです。そしてその間違い電話を受けてしまった先の方が、放送局までクレームを入れてしまう・・・という事態をいやがるので、基本的に電話番号の紹介には難色を示すことが多いです。
ただし、視聴者に相当なインパクトがある番組を放送してしまった場合、たいがいは放送局の視聴者相談センターに嵐のような問い合わせ電話・メールが舞い込みます。その作業に局がてんてこ舞いになってしまうケースがあるんですね。
つい先日もウチのクライアントをある番組に出したところ、たった1日で全国から1300件の問い合わせが集中してしまい、ディレクターさんがプロデューサーさんに「何で電話番号なんか直接載せちゃわなかったんだ!」と怒られてしまったそうです。不思議な逆転現象ですね。
この事例を常にPR交渉の際に出していれば、
この番組枠は次回から電話番号のテロップ出しOK!ということで。。よろしいでしょうかね(笑)
さて、そろそろ帰宅です。

閾値=ティッピングポイント=臨界点

今日1日は久々に外出していて暑さを感じる日差しだった。
このところずっと寒かったので気持ちよく外を歩けました。
もう夏も近いかな。
あ、そのまえ梅雨がありましたね。。
ところで先日久々に、セブンイレブン鈴木敏文さんの書籍を読み返しましたが、やはり繰り返しドミナント戦略の重要性が話のあちこちにでてきます。
■ドミナント戦略
 ドミナント(dominant)は、「支配的な」「優勢な」「優位に立つ」という意味を持つ言葉です。小売業がチェーン展開をする場合に、地域を特定し、その特定地域内に集中した店舗展開を行うことで経営効率を高める一方で、地域内でのシェアを拡大し、他小売業の優位に立つことを狙う戦略をドミナント戦略といいます。ここで、集中して多店舗展開を行う対象となる地域をドミナントエリアと呼びます。(出展:J-Marketing.net

このドミナント戦略というのはおもしろくて、なにも店舗の出店戦略だけに関わる考え方ではありません。セブンイレブンの事例だと、MDの面(店舗内の商品陳列)においてもすごく重要だというのです。セブンイレブンでは「単品管理・死筋排除」を店舗運営の戦術KWとして掲げておりますが、売れ筋商品に関しては棚割を集中的に多くとっていきます。こうすることで、その商品も通常以上に売れるだけでなく、引っ張り上げられるように店舗全体の売り上げも上がっていくということです(セブンイレブンでは数値データでこの理論が実証されております)。
PRにおいてもこのドミナント戦略は通じるところがあって、中長期で特定のブランド・企業・人・商品などをPR活動していくと、細かくボリューム重視で記事露出を集めている最中に「ある時突然大ブレークして売れ出す」というポイントがあります。マーケティング作家?のマルコム・グラッドウェル氏などはこういったポイントについて「ティッピング・ポイント」という名前で紹介をしています。バイラルマーケティング関連では著名な言葉だと思います。
これと似たような要素として、閾値(しきいち)という言葉もあります。
ある刺激によってある反応が起こる時、刺激がある値以上に強くなければ、その反応は起こらない。その限界値のこと。(出展:はてなダイアリー
物事はある要素が一定量に来たときに急激に爆発を始める。。。
まるでガス爆発のように。
臨界点ともいうかもしれませんね。
閾値=ティッピングポイント=臨界点
ここを目指したドミナント戦略こそがPR戦略でも大変に重要になってきていることを
最近はとにかくひしひしと感じています。
それまではどうしましょう?
閾値は誰にでも簡単に訪れるとも思えません。
答えはやはり、ひたすら我慢して自分の信じることをし続けるしかないと思います。
世の中は個人も法人も「簡単に儲かる手法」を追い求めすぎな気がします。僕もやっぱり、今すぐ簡単にお金をかけずにガッツリ儲けてみたいものです。それが本音です。
だけどどうやらそういう方法はありませんね。
現実は地味でつらい作業を(周囲の競合が諦めてしまうレベルを突き抜けるまで)やり続けることって
結構大事だと思います。というか、それしか方法がないようですね。どうも。よく考えたら当たり前でした。
お客様の先に向かう際にセブンイレブンがあったので、
ふとそんなことを考えてみました。
今日もがんばらないとです。