多角化する芸能マネジメント事務所の戦略

大手旅行代理店のJTBが芸能マネジメントビジネスをスタートさせたと発表があった。設立目的は育てたタレントを自社のプロモーション活動にて活用させていくことだというが、こういった自前主義戦略は珍しいと思う。タレント育成は莫大なコストが係り、成功の確率も高いとはいえないため、外部の者が突然参入して上手くいくとはどうしても思えないのだ。そういったリスク軽減のために、本体事業の資金でそこそこ名前の知れている声優さん?(僕自身は全く知らない方だ)をひっこぬいてきているようだが、この戦略は吉と出るのか凶とでるのか。ちなみに、JTBはしばらくタレントを使用しないプロモーションを行ってきたが、近年、上戸彩さんを起用するCFで、それなりの成功を上げているようだ。上戸彩さんというと、名門オスカープロモーションの所属だが、モデルとタレント含めた4000名からの所帯をまとめていくオスカーの戦略は緻密で深遠だ。異業種の突然の参入は楽ではないと思うのだが・・・。よっぽど上戸彩さんのギャラが高かったのだろうか?

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