医療PR事例#3: 歯科医師開業成功ノウハウなどを無償で提供するサイトを公開

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ホームページの制作に豊富な経験を有している株式会社WEBマーケティング総合研究所は、歯科医院の新規開業・開院を考えている歯科医師に対して、開業成功ノウハウやその他開業に役立つサービスなどの情報提供を行う「歯科医院・開業支援パートナーズ」サイトを立ち上げた。

現在の歯科医院の経営環境は、診療報酬の引き下げ、少子化、虫歯などの歯科患者の減少に加えて、歯科医師数・歯科医院は漸増を続けており厳しい。開業していることだけでは経営がなりたちにくく、差別化ポイントを訴求して、患者の来院増を常に考えなければならない状況下に置かれている。

このような状況の中、歯科医を支援するサービスを立ち上げることで、株式会社WEBマーケティング総合研究所はホームページ制作ビジネスを拡大することを目指している。サイトの概要は以下の通りである。

■サイト概要

・サイト名:歯科医院・開業支援パートナーズ
・サイト目的:歯科医院むけ ネットを活用した開業支援サービス
・サイトコンテンツ:-開業歯科医の現実

-いい治療をすれば歯医者さんの開業は成功するか?
-歯科医院の集客入門
-ネットを使った歯医者さんの集客術
・URL:http://www.shika-kaigyou.jp/

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■歯科医院の経営・競争環境

平成19年度に中小企業診断士が行った調査によると、歯科患者数は、1996年に1,302千人とピークを示したが、2002年には1,148千人になるなど約12%減少している。一方、歯科医院数は1996年59,357医院あったが、2006年には66,557医院と約12%を増加している。

また、国民一人当たりが支払う治療費は、自費診療費を除き1996年から2003年の間、19.9千円から20.5千円とほぼ横ばいで推移している。そしてこの結果を受け、この間の歯科医院の収入は、約9%減と言うデータが示されているのだ。尚、収入に関しては、約500医院の調査データで全歯科医院の平均データではない。

この現状は、これから歯科医院を開業しようとする歯科医にとっては周知の事実であり頭の痛い問題となっている。

■ホームページ作成ビジネスの現状

一方、ホームページ制作ビジネス業界に関しては、業界としての統計データがなく推測になるが、ホームページ制作事業に参入する障壁は低いこともあって、このビジネスを行っている事業者数は多い。

また、急速にインターネットが普及し企業のホームページ開設が増加し、ホームページ制作ビジネスは大いに盛り上がったが、現状は、ホームページを積極的に開設したいという企業は、ほぼ一巡し、これからは積極的に経営者にホームページの効果などを訴求しないと開設されない段階にきていると言える。

つまり、今まではホームページ開設のみが目的となっている企業も多かったが、これからはホームページ本来の目的である経営に寄与する効果がなければ、企業はホームページを開設したいと考えないわけだ。従って、単にホームページを制作できるだけの業者の事業拡大は厳しくなり、ホームページの最終目的であるホームページを制作したことによってビジネス拡大ができるノウハウを所有している業者でないと生き残っていくことが難しい。

■開業支援ノウハウ提供でWIN-WIN関係構築のビジネスモデル

株式会社WEBマーケティング総合研究所のこの開業支援サイトによる経営ノウハウなどの無償提供は、従来の発注-下請けの関係から、共にビジネスを拡大しましょうというWIN-WIN関係を構築することであり、ホームページ制作事業の拡大の大きなツールになることが期待できる。

<参考サイト>

(文・神戸のりこ 構成・吉池理 MBC医療経営ニュース編集部)