関西テレビといえば諸々お付き合いをお願いしている会社様ですが、今回のあるある大辞典騒動でついに日曜9時の枠がなくなってしまうそうです。
やらせそのものは厳しく糾弾されることは当然としても、テレビ制作現場の構造そのものが非常に不均衡且つ非生産的になってしまっている事にもっと目を向けたいものです。本質はどこにあるのでしょうか・・・周辺業界に属するものとして、その辺りを深く考え込んでは、非常に切ない気分になってしまいます。
【以下引用】
フジテレビ系「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)問題で、制作した関西テレビが、番組を放送していた日曜午後9時台の全国放送枠の番組制作をやめることが、5日分かった。
代わりにフジテレビが4月から新番組を制作する。この時間帯は長年、関西テレビが全国放送する番組の看板放送枠として定着。広告収入の大きな源だったが、不祥事の社会的責任を重視し、大幅な減収覚悟の厳しい決断となった。
関西テレビがこの枠で放送してきた全国ネット番組には、1979~90年の花王1社提供による「花王名人劇場」などがあり、その後も花王がスポンサーを続けてきた。
ビデオリサーチによると、96年に始まった「発掘!あるある大事典」の平均視聴率は、関東地区14・8%、関西地区16・9%。2004年からの「発掘!あるある大事典2」は関東15・1%、関西15・8%で、激しい視聴率競争が繰り広げられる日曜夜のこの時間帯で健闘してきた。全国ネット番組は、ローカル番組より格段にCM料金が高く、売上高に大きく貢献する。関西テレビの2006年度上期の全国ネット売上高は85億円で、同期CM売り上げの27・7%を占めている。このうち「あるある」は「30億円程度を占める」(関係者)と言われ、3分の1近い減収となりそうだ。
◆◆ニュースソース◆◆
関西テレビ、日曜夜9時枠撤退…「あるある」捏造で