PR事例#254:勤労意欲を引き出す歌

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失業問題は世界各国共通の悩みの種になりつつありますが、カリブ海北東に位置する島プエルトリコの悩みは一層深刻です。国民の多くが働く意欲を失っているからです。人口の60%が政府から生活保護を受けており、福祉に頼って生活するのが日常茶飯事。サルサ「オレは何もしねぇ~≒I do nothing(No Hago Mas Na)」がプエルトリコで空前の超ヒット曲になっているくらいです。

ポプラール銀行はプエルトリコの経済進歩の障害となっている問題を発見するため、すべての年令や階級のプエルトリコ人を対象に調査を行いました。ボトルネックは、「悲観主義」と「仕事への無関心」に集約されることがわかりました。悲観主義と仕事への無関心は、すべてのプエルトリコ人に共通する価値観であり、ポプラール銀行は400万人すべてのプエルトリコ人をターゲットにしたキャンペーンを展開する必要に迫られたのです。 

プエルトリコ人の堕落の象徴であり、往年のヒット曲「オレは何もしねぇ~」の活用に着眼。福祉で金を得るライフスタイルを誇る男の一日を歌った曲で、世界でもっとも有名なサルサバンド、エルグランコンボの最大のヒット曲のひとつ。エルグランコンボの人気は非常に高く、米紙ニューヨークタイムズが影響力がある文化大使としてローリングストーンズと同列にランクするほど。国民的サルサバンドのエルグランコンボを説得し、同曲の替え歌を試みました。もちろん、超ポジティブな曲に。怠惰の賛歌が勤労の賛歌に変貌させようとしたのです。

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※画像はPRFREAK

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