毎日新聞が小泉元政権下での地域間格差、所得格差が拡大したことをデータ(ジニ係数)に基づき発表をした。どうもぱっとしない安部政権下でも、まだまだ話題になる小泉潤一郎元総理大臣。
稀代稀なるPRマンだった小泉潤一郎元総理大臣は、PRチーム(元NTTの広報マンである世耕弘成議員率いる、自民党コミュニケーションチーム)の支えもあって、常にPRトピックを世に発信することでマスメディアから追いかけられる立場だった。
ところが安部晋三総理率いる現自民党政権では、口に出すのもつまらないスキャンダルばかりが目に付き(社民党などの表層的でつまらない突っ込みに反論すらまともにできない体たらくですね)、前政権でのあの「PR巧者」的イメージは全て吹っ飛んでしまった。はっきりいってPRベタ政権というイメージは決して的外れなものではないでしょう。
思い返せば、某書籍からブームになった「格差社会」という言葉も、マイナスイメージを植えつけるものであるとはいえ、小泉前政権に対する糾弾ワードとして多用されていた。いや、今回、毎日新聞が「地域間格差 所得格差「小泉政権下で拡大」実証」というニュースを発表したことから、今でも小泉政権の亡霊を各種メディアがひきずっていることは明らかなようだ。
正直、私自身は格差社会がどうだのというデータには全く興味はありません。今回の記事で目が言ってしまうのが、既に「過去の人」となったはずの小泉潤一郎元総理大臣(及びPRチーム)の広報影響力が、今現在も1つのビッグニュースとしてメイントピックに取り上げられるほど、チカラがあったのだなあ・・・と、今更ながら、ただただ驚嘆するだけなのだ。
現安部政権のPRチームのみなさん、もっともっと頑張って欲しいですね。政治PRの新しいテクニックを学ぶ事に飢えている、私からのささやかなお願いを毎日新聞のニュースをみて惹起してしまいました。
◆◆ニュースソース◆◆
地域間格差 所得格差「小泉政権下で拡大」実証 本社集計