ただ闇雲に広報をすれば、全体的に見た価値を底上げできるというものではありません。恐らく情報操作や誤った情報などによって、いい加減なPRをしてしまっている方もいらっしゃることだと思います。では一体何が重要なのかといいますと、それは明確な戦略といっていいでしょう。これがなければ、しっかりとした骨組みにならない為に、いずれ崩れてしまう事は言うまでもありません。基本、そして基礎、目標がなければ、思うような展開はできないと考えるべきなのです…
まず重要なことを挙げるのであれば、広報は世間にその企業を伝える為の手段であることをしっかりと自覚することです。これを読んで、そんなことは当たり前だろ!と思う方が大半かと思いますが、果たして本当に的確で揺ぎ無い広報が完成しているでしょうか?完成しているといえば、嘘になってしまうので、少なくともレベルの高い広報体制ができているかどうかということなのです。
失態という事例を挙げるのであれば、マスコミに質問を受けた企業が返答で大失態をし、その後廃業という結末を迎えたということもありました。この事態からも見て取れるように、これは明らかに戦略が行き通っていない完全なるミスといえます。もっと厳しい見方をするのであれば、もはや戦略以前の問題といっても過言ではない事でしょう。このように常に明確にしておかなければ、いかなる状況でも実力は発揮できないということになってしまうのです。
広報というものは、様々な環境下で活用する事となるので、その線に合った展開をしていかなければなりません。それらを挙げるとキリがないのですが、例えばリスク回避をはじめとして、有意義なマネジメント、マーケティングなどそれぞれの企業によって様々な戦略の元に展開していくことでしょう。その成功率というものを向上させたいのであれば、やはりプロの力を借りるという方法が最善の方法といえます。攻めて行くのか、もしくは守っていくのか、これも重要なテーマなのです。
適切な戦略を立てることができれば、当然の様にコスト面の調整も可能となります。正に経営なのです。とりあえず大々的な広報を展開しておけば、その後の利益も上がるだろうと考えているのであれば、それは大きな間違いであるということを理解してください。戦略といえども、状況下によって、リアルタイムで変っていくといってもいいでしょう。全てを見抜くスキルというものが求められるのです。