医療PR事例#10: タブレット端末用オーラルケア絵本サイトがオープン

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子どもの2人に1人が、口内細菌によって起こる歯周病になっていると言われている現在。オーラルケアの必要性を子どもやその両親に分かりやすく啓発することを目的として、パナソニックが「ゆらしてみるWeb絵本・ハミーくんのだいぼうけん」というタブレット端末向けの絵本サイトをオープンした。
このサイトでは、親と子どもがオーラルケアの大切さを楽しく、また興味を持って学べるよういろいろな工夫が凝らされている。パナソニックはこの啓発を通じて、歯周病の原因とも言われる口内細菌の数量をわずか1分で測定できる装置の、効果的な販売促進を行うことが狙いとされている。

■「ゆらしてみるWeb絵本・ハミーくんのだいぼうけん」サイトの概要

<サイトの特徴>

オーラルケアの大切さを子どもたちが楽しく学べるように、タブレット端末の機能の特徴を活かして端末を揺らす操作が活用されている。これによって目の錯覚を利用した不思議な画像が現れるようにしたり、子どもの選択によって絵本のストーリーが変化したりするマルチエンディングシナリオが採用されている。

<推奨視聴環境>

タブレット端末。(PCはIE9以降・Chrome・Firefox・Safariで閲覧可能だが上記の特徴は活かせない)

<サイトURL>

<ゆらしてみるWeb絵本「ハミーくんのだいぼうけん」紹介映像>

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■口内細菌数測定装置 細菌カウンタ概要

・製品名:細菌カウンタ
・型番:DU-AA01NP-H)
・特徴:簡単操作で口腔内から採取した唾液に含まれる細菌総数を約1分という短時間で測定。
本装置で測定された細菌数から、口腔内の衛生環境を評価できる。
・発売日:2012年5月25日

パナソニックが製品を販売してから1年を経過した後に、啓発サイトのオープンを行うのは、歯周病の怖さ、歯周病の原因が口内細菌によるという認知度が一般消費者に良く認知されていないことが、製品の有用性の理解につながっていないと判断したためと推測される。子供向けのサイトにしたのは、歯みがきを嫌がる子どもに両親が歯みがきの習慣を付けさせることが難しいため苦労していることを利用して、両親にも興味を持って見て貰えることが期待できるからと考えられる。

堅苦しく理屈で装置の機能を説明するよりサイトよりは、このようなサイトにすることでパナソニックが目的とする口内細菌数測定装置の販売促進に効果的になると考えられる。説得型の製品の販売促進には、このようなアプローチが有効である。

<参考サイト>

(文・神戸のりこ 構成・吉池理 MBC医療経営ニュース編集部)