手品種明かしで賠償請求 日テレ

飯の種と言う言葉があるが、人に知られたくないビジネスの仕掛け・肝と言うものは、第三者にとっては格好の興味の的となるのはあたりまえの話だ。それがテレビと視聴者の関係なら尚一層、そういった色が濃くなる。視聴者はある物事の「仕掛け・秘密」を知りたがるだろうし、テレビ制作マンは、それらを放送したがる。しかし、こういった寝耳に水のような訴訟に対しては、今後どうやってテレビマン達は自らを守ればよいのだろうか。手品の種明かしを番組内でオンエアしたところ、(出演マジシャンとは全く異なる)マジシャン49名が、連名で局を相手取って訴訟に打って出たのだと言う。これには流石にびっくりしたと言わざるを得ない。

今回訴訟に踏み切ったマジシャン達に言わせれば、「我々の飯の種であるマジックの裏側を、勝手にテレビで放映されては今後の商売に響く。紳士協定に反する行為だろう」といったところなのだろうか。ただ、私のような人間には、マジックの裏側は「紳士協定」くらいにしか思えないだとしても、プロのマジシャンにとっては「重大な法律違反」と言う事なのだろうか(訴状内容が分からないため、どういった題目で訴えを起こしたのかがよく分からないのだが…業務妨害?なのだろうか?)。マジックの種=彼らのコアコンピタンスとも言えるが故の訴訟だろう。





にしても、困ってしまうのはテレビマンの立場だ。テレビ制作の立場からすると、ただ単に視聴者の求める内容に沿った番組作りをしたに過ぎないだろうと予想される。まさか、突然、大勢のマジシャンから訴状を突きつけられるとは、夢にも思ってなかっただろうに。

こういったことが起こるときに懸念されるのは、とにかく「二次的な影響」だ。俺も俺も、といって、新たな訴状が新たなネタでテレビマンに突きつけられる事も考えられなくもない。そうなると、ただでさえ諸問題で番組作りに慎重、且つ、お金がかかる方向性に向かっているのに、今度は「リーガルマター」にまでより一層のコストをかけて番組を作らなければならなくなる。こうなると、当然、しわ寄せを一手に受けざるを得ないのが、番組作りの最前線にいる制作会社になってくる(またもや!だ)。

この問題については、今後の局の対応に注目が集まるが、テレビサイドとして「表現の自由(お決まりだが…)」を根拠に抗戦してくるのではないだろうか。やらせ問題では、まるで「とかげの尻尾切り」のように制作会社を切り捨てに走りがちなテレビ局だが、時には正々堂々と制作会社をしっかり擁護して欲しいものである。でないと制作会社は・・・ほんとやりきれないと思う。





◆◆ニュースソース◆◆

手品種明かしで賠償請求=暴露したテレビ2局に-マジシャン49人提訴・東京地裁

◆その他のテレビ関連PRニュース [2007/04/30]


米企業使い政府活動PRへ=タクシン氏の批判に対抗 タイ

時事通信
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クーデターのタイ政府、米PR会社使いイメージアップ図る

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【新ひだか】新ひだか・三石中(高野卓也校長)の三年
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封し、多様な食べ方が普及することを願っている。


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