ソーシャルマーケティング

[マーケティング戦略用語]

ソーシャルマーケティングとは、企業の利益追求中心のマーケティングに対し、社会とのかかわりを重視するマーケティングの考え方を指す。ソーシャルマーケティングは、1960年代後半から70年代前半にアメリカで生まれた。当時は買わせるための強引な販売やプロモーションが行われていた。また企業目標達成のため、消費者ニーズやウォンツを明らかにし、いかに効率的にそれらを喚起したり、応えたりするか、ということのみに腐心する企業がほとんどだった。ところが、製品やサービスそのものが消費者や社会に対する配慮が欠けていたりしたこともあり、消費者運動と訳される「コンシューマリズム」が台頭した。こうした反省を踏まえ、それまでの企業経営の視点のみからマーケティング活動を行う「マネジリアルマーケティング」に対して、新たにソーシャルマーケティングの考え方が登場した。

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