危機管理事例#6:ネットで同業医師中傷、外科医に賠償命令

=ネット上の誹謗中傷に関する危機管理=

大阪市の美容外科医(64)が、同業の男性医師(福岡市)にインターネット掲示板「2ちゃんねる」に「口ばっかりで腕が伴ってない」などと書き込まれ、名誉を傷つけられたとして、男性医師に計1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、大阪地裁であった。

諸井明仁裁判官は名誉毀損きそんを認定し、男性医師に110万円の支払いを命じた。

判決によると、男性医師は2010年9月、美容外科医が経営するクリニックを取り上げた掲示板に「ここの医者は独りよがりの考えでおかしな手術をすることで有名」「悪徳医」などと書き込んだ。訴訟で男性医師側は「医学的見地からの公正な論評で名誉毀損にあたらない」と主張したが、諸井裁判官は「誹謗ひぼう中傷というべき表現が用いられ、論評とは言えない」とした。

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◆記事ソースリンク:読売新聞

※画像は読売新聞

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