医師が転職先を決めるときに考えるべき5つのポイント
自分が転職する理由を明確化することから始める(自己分析)
一般的に「条件に恵まれている」はずの医師の皆様が転職するからには、現在の労働条件になんらかの不満があることは間違いないでしょう。明確な不満ではなくとも、漠然とした転職希望においてすら、つきつめて自己分析をしていくと、「どうしても今(将来)転職をしなければ行けない理由」がそれぞれの胸のうちにしまわれていることがほとんどです。
医師の転職理由で最も数が多い理由としては「(時には医療崩壊を起因とする)過酷な労働条件」が挙げられます。その他にも給与面や人間関係などさまざまな原因が医療現場にはあるようです。転職先を探す際の条件には、その原因となったポイントを払拭できるかを徹底的に調査する必要があるでしょう。
そうでないと、転職したはいいが、短期間の勤務の後に再度転職をしなければならなくなるといったことになりかねません。そうなると職務経歴書上の記述欄が無用に増えることとなり、確実に貴方の医師としてのキャリアが傷つくこととなるでしょう。
転職自己分析においては、まず、現状の職場に対して不満を思っている点を、とにかく文書に書き出してみると良いでしょう。すると意外に色んなことに悩んたり、不満を持ったりしていたことに気付きます。そこから条件を出して、転職する目的を明確にすることがポイントです。そうすることで、自分が医師としてどんな環境で働きたいのかがはっきりと見えてきます。
また、最近では「マインドマップ」といったような、ビジネスシーンで使われるロジカルシンキングツールを使用することで、医師としての貴方のキャリアを客観的に整理することも良い手法の1つとしてお勧めです。マインドマップの解説については様々な書籍などがでておりますので、是非、お手にとって調べてみてください。