定性調査

定量調査同様、化学技術用語が語源で、化学試料の成分物質が何であるかを見極める”定性分析”から来ており、「質的調査」とも言う。対象者に対する非画一的な質問や刺激･誘導などによって、意識下にある潜在的な思考や願望や意向などを引き出すことを目的とする調査で、量的調査の目的を発見するための”予備調査”として、また量的調査での発見をさらに掘り下げるための”事後分析”としての意味を持つ。サンプル･サイズの有意性や統計的確率などを問題にせず、少数の対象者に対する”直接面接”あるいは”グループ･インタービュー”あるいは”実態観察”などのかたちで行われる。