閾値=ティッピングポイント=臨界点

今日1日は久々に外出していて暑さを感じる日差しだった。
このところずっと寒かったので気持ちよく外を歩けました。
もう夏も近いかな。
あ、そのまえ梅雨がありましたね。。
ところで先日久々に、セブンイレブン鈴木敏文さんの書籍を読み返しましたが、やはり繰り返しドミナント戦略の重要性が話のあちこちにでてきます。
■ドミナント戦略
 ドミナント(dominant)は、「支配的な」「優勢な」「優位に立つ」という意味を持つ言葉です。小売業がチェーン展開をする場合に、地域を特定し、その特定地域内に集中した店舗展開を行うことで経営効率を高める一方で、地域内でのシェアを拡大し、他小売業の優位に立つことを狙う戦略をドミナント戦略といいます。ここで、集中して多店舗展開を行う対象となる地域をドミナントエリアと呼びます。(出展:J-Marketing.net

このドミナント戦略というのはおもしろくて、なにも店舗の出店戦略だけに関わる考え方ではありません。セブンイレブンの事例だと、MDの面(店舗内の商品陳列)においてもすごく重要だというのです。セブンイレブンでは「単品管理・死筋排除」を店舗運営の戦術KWとして掲げておりますが、売れ筋商品に関しては棚割を集中的に多くとっていきます。こうすることで、その商品も通常以上に売れるだけでなく、引っ張り上げられるように店舗全体の売り上げも上がっていくということです(セブンイレブンでは数値データでこの理論が実証されております)。
PRにおいてもこのドミナント戦略は通じるところがあって、中長期で特定のブランド・企業・人・商品などをPR活動していくと、細かくボリューム重視で記事露出を集めている最中に「ある時突然大ブレークして売れ出す」というポイントがあります。マーケティング作家?のマルコム・グラッドウェル氏などはこういったポイントについて「ティッピング・ポイント」という名前で紹介をしています。バイラルマーケティング関連では著名な言葉だと思います。
これと似たような要素として、閾値(しきいち)という言葉もあります。
ある刺激によってある反応が起こる時、刺激がある値以上に強くなければ、その反応は起こらない。その限界値のこと。(出展:はてなダイアリー
物事はある要素が一定量に来たときに急激に爆発を始める。。。
まるでガス爆発のように。
臨界点ともいうかもしれませんね。
閾値=ティッピングポイント=臨界点
ここを目指したドミナント戦略こそがPR戦略でも大変に重要になってきていることを
最近はとにかくひしひしと感じています。
それまではどうしましょう?
閾値は誰にでも簡単に訪れるとも思えません。
答えはやはり、ひたすら我慢して自分の信じることをし続けるしかないと思います。
世の中は個人も法人も「簡単に儲かる手法」を追い求めすぎな気がします。僕もやっぱり、今すぐ簡単にお金をかけずにガッツリ儲けてみたいものです。それが本音です。
だけどどうやらそういう方法はありませんね。
現実は地味でつらい作業を(周囲の競合が諦めてしまうレベルを突き抜けるまで)やり続けることって
結構大事だと思います。というか、それしか方法がないようですね。どうも。よく考えたら当たり前でした。
お客様の先に向かう際にセブンイレブンがあったので、
ふとそんなことを考えてみました。
今日もがんばらないとです。