漢字検定はいま、なぜ人気なのか?

漢字検定が人気だ。そういえばウチの家族がニンテンドーDSで一生懸命「漢字検定ソフト」に挑戦している姿をしばしば目にする。

漢字検定の人気の秘密は「受検に有利」「近年の検定ブーム」などがあるようだが、昨今のパソコンキーボード入力により漢字を「忘れつつ」ある現代日本人にとって、太古の昔より漢字を使って暮らしを送ってきたDNAに突き動かされるような、何かしらの懐古的行動現象のようなものを感じるのは私だけだろうか。

「あなたたち、これ以上コトバ(漢字)を忘れてはいけないよ・・・」

なんとなく日本人先達達の言葉が聞こえてくるような昨今の漢字検定ブームだ。

ところで、漢字検定試験を主催する「財団法人 日本漢字能力検定協会(京都)」は、PR上手な組織としても有名だ。毎年年末に発表する「今年の漢字」で多くのマスメディアの注目を毎回集めることに成功している。こういった「PR巧者」である組織が運営している事も、漢字検定ブームを支える1つの大きな要因になっているのは間違いないのだろう。

=Wikipediaによる今年の漢字の説明=

今年の漢字(ことしのかんじ)は、財団法人日本漢字能力検定協会がその年をイメージする漢字一字の公募を全国より行い、最も応募数の多かった漢字一字を、その年の世相を表す漢字として、12月12日「漢字の日」に清水寺にて発表する行事。

1995年にスタートした企画で、毎年12月12日の「漢字の日」に京都の清水寺奥の院舞台にて、貫主により巨大な半紙に漢字一字が揮毫される。その後、本尊である千手観世音菩薩に奉納される。

第一生命のサラリーマン川柳、住友生命の創作四字熟語、自由国民社の新語・流行語大賞、東洋大学の現代学生百人一首と並んで、現代の日本の世相を反映する一つの指標として使われることが多い。

◆◆ニュースソース◆◆

<漢字検定>いま、なぜ人気? 入試に有利になるのも一因